防災行政無線の可搬局 Panasonic製「EK-3306NBT形 極超短波無線電話装置」を手に入れた話

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某ヤフオクで手に入れたました。重量は確か3kgほど、バッテリだけで確か1.3kgです。出力は10Wで、数字キー付きのスピーカマイクがついています。出力はMコネクタなので、M-NとN-SMAで変換しています。

どうも固定局として使われていたようで、長い同軸と自動車電話型アンテナが付属していました。ネジ型の正体の分からない端子なので使えませんでしたが…
残念ながら12V鉛蓄電池(シールドバッテリ)は7Vくらいまで落ちてて完全に過放電していたので、諦めてとりあえずACアダプタ駆動ができるようにしてみました。過放電した鉛蓄への充電は危険ですからね…処分どうしようか。

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鉛蓄のリードを切って、コネクタを手に入れます。アキバにもこれにぴったりの電圧の大きめの電力に対応したACアダプタがなかったので、インバースで売ってた近い電圧で安いNECのラップトップの15Vアダプタ(250円)から降圧することにしました。小さな差だし、厳密な電圧も要求されないので、整流ダイオードの順電圧を使いました。千石で一個50円の1N5400Gを3連にすることで、負荷時には12.7Vにできました。これなら満充電時を考えると適正電圧です。
さて、動かします。試験には一応、以前PC NETで300円で落ちてた10Wダミーロードをつかいます(ちなみにこれには猛毒の酸化ベリリウムが含まれてます)。なのでPTTスイッチを押しても、5m離れたデスクライト(静電容量方式スイッチがついている)が点灯しちゃう怪奇現象のようなことはありませんよ。

PTTボタンを押すと「話中」ランプが点灯し、送信されます。これはどうも対象の周波数帯域に別の電波が飛んでいても点灯するようです。

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チャンネルは3つ選択できるのですが、2と3は特定できませんでした。1は460.00MHzでした。周波数カウンタなんて持ってませんが、SMA-MCXケーブルでRTL-SDRドングルに入力して、スマホにドングルを繋いで、RF Analyzerというアプリを入れてスペクトラムを見て特定しました。ほんと便利です。業務無線なのでもちろんNFMですが、周波数が微妙にずれていてWFMにしないと復調できませんでした…でもちゃんと聞けましたよ。「各局、各局、こちらはJBO…」とか言って一人遊びしてました。
DJX8にダミーロードから分岐して同軸で直接繋いだら、接着剤の匂いがし始めたので慌てて外しました。実は漏れ電波でも十分聞こえました(微弱電波の範囲内ですよ)。

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数字ボタンは、押すとLEDディスプレイに数字が表示され、さらに送出ボタンを押すとポーという音が送られていました。DTMFかな…? 「東京消防より各局ー」ってやりたくなりました。7セグLEDは2ケタ分あるのに、一桁しか入力できないのは謎。なんに使うんだろう?

ついでに分解してみましたが、随分綺麗な中身ですね…封印されていたからか、ホコリ等がなくて、新品のようです。周波数をいじれないかなと思って開けたのですが、トリマコンデンサで微調整くらいしかできないようです。上の方に取り外し可能なDIPのROMっぽいのがあったので、そこに周波数データが書き込まれてるのかもしれない。

これで一旦終了ですが、またやる気になったらいじるかもしれません。ROMとか。

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