RTL2832U(またはE4000)というチップを搭載した海外向けワンセグチューナで,SDR(Software Defined Radio)といってコンピュータで復調してラジオや航空無線を聞いたり,いい感じのスペアナにできたりするという話を聞いたので,やってみました.
20MHzから1.8GHzくらいまでの広帯域受信機として使えます.素敵.ちなみに,こんなことすると500kHzとかも受信できるみたいです.
RTL2832UをDirect Sampling Modeで使いGNURadioで中波AMラジオを受信する
購入したのはこちら RTL2832U + R820T Mini DVB-T + DAB+ + FM USB Digital TV Dongle- Free Shipping – DealExtreme
$13.62です.日本までの送料無料.それとアンテナ端子の変換ケーブルも買いました.とりあえず今のところは付属のアンテナだけでやってみています.
環境構築はこちらをそのまま真似するとよいです.下手にビルド済みのパッケージ使ったら,整合性が取れなくなったり,バージョンが古かったりで散々だったので,全くおすすめしません.横着すると大変です. Use A TV Tuner Dongle As SDR
GNU Radio+RTL_SDR+gr_osmoSDR+GQRXという構成となります.
完成するとトップのスクショみたいになります.なかなかイケてます.GNU Radioがおかしいのか,この個体の不具合なのか,仕様なのかわかりませんが,どうしても設定した周波数に電波が出ているように表示されてしまいます.どうにもならなそうな気がするので,ずらして使っています.設定周波数の周りしかズームアウトしてもGQRXでは見えないのですが,本当はもっと見れるっぽい…?
やってみてあらためて気づいたのですが,うちのマンションは本当に電波の入りが悪いですね.Arrows NXのワンセグも不安定で,フルセグは全く入りません.アンテナが小さいのもありますが,ラジオも電波強度はかなり低めです.ノイズが殆ど無いのはTOKYO FMだけで,あとはだいたいノイズがかなり乗ります.
航空無線は,それっぽい山はあるものの音声としては聞こえず.電波強度が弱いせいか,なにかが間違ってるのかは不明です.携帯電話の電波を見てみようとしましたが,そのへんの周波数に合わせても,それっぽいはっきりしたものは見えませんでした.そのうち周波数が適合したアンテナを自作してみたいです.
それと,LTE Cell Scanner / Trackerというとても面白いものを見つけました.このRTL-SDRで使える,LTE(W-CDMAはわからん)の基地局を一覧できるらしいです.CIDとか,位置とか取得できるみたい? すごいですね.GSM版もあるみたい.